夏に適応した身体

夏バテの原因は汗をかけない事と、塩分の不足、身体が緩み過ぎ心臓がしっかりと働いていない事にあります。

身体が緩む事で血管も膨張し、血液の循環がうまく行われなくなっていきます。そうすると、浮腫や体のだるさが出てきて、いわゆる夏バテの状態になっていきます。

身体を引き締め、心臓に関係する場所を動かして心臓を元気にし、リンパの流れを促してあげると夏の暑さに適応出来る身体になります。

ホースで水撒きや水遊びをした時に口を摘むとシューッと勢いよく水が出る、そんな感じにしてあげたいのです。

汗がかけない方の特徴として、胸椎5番(肩甲骨の内側の真ん中)と腰椎5番(腰の1番下の骨)などの動きが無くなっているために汗がかけなくなっています。

そこの骨を動かしてあげると汗をかきやすくなってくるのですが、よくよく話を聞くと湯船に入っても汗が出ないと。

今の時期にオススメするのは、冷房にやられた身体を動かすために熱い湯船に浸かり、サッと上がってあげる事です。ぬるい湯船に浸かり寝てしまうと言うのは言語道断です。

湯船に浸かり、温まったなと思ったらすぐに上がってあげる事で汗も出ますし、身体の引き締まりも出てきます。それでもまだ足の温もりが足らないようでしたら、これもまた熱いお湯で6〜7分前後足湯をして補ってあげると良いでしょう。

良く肩まで浸かってなどと子供の頃には言われましたが、心臓が弱っている時は肩まで疲れないので、ご自分が心地良いと感じる深さでの入浴で良いかと思います。

汗が出てきたら、それを引っ込ませずに汗をかき切ってあげる。それから冷房や扇風機に当たられる分には良いのですが、汗を引っ込ませる冷やす事で、本来なら出したい老廃物も引っ込んでしまいますし、不要に小水が多くなり腎臓に負担がかかる事が防げます。

今の時代には塩分の取り過ぎをうるさく言われますが、今の引き締めが必要な時期には塩分の補給がとても大切になります。

塩を味わって舐めてみて、甘く美味しく感じる時には塩分が不足しています。そのまま味わって舐めていると急にしょっぱく感じてきたら塩分が体に充実してきた証拠です。塩を舐める事で身体の引き締めと、頭がボヤッとする事を回避出来ます。

食卓塩と言われる塩化ナトリウムではなく、海水を凝縮された天然塩である必要があります。味も全く違いますし、天然塩は身体を引き締める力がすぐれています。

クリスマス前後には身体が引き締まる方向へと向かいますが、逆にお盆前後までは身も心も開放的に緩んでしまいます。冬には冬に適応し、夏には夏に適応する身体の調整が必要になっていきます。

タイトルとURLをコピーしました