最近は妊婦さんを診させていただく機会が多く、触っていくだけで体が変化していく事が多い。いわゆる気の通りがいい。
子供や、大人でも素直な人は気の通りが良い気がする。先日も子供の捻挫を診させていただき、ここが固まっているなと気が付いて、ただそこを触っているだけで中の『コリッ』とした物が緩み改善する。今はどうか?と聞くと何ともなくなったと言われるので、子供の改善具合にはこちらが驚くほどだ。
気で治すというより、気が集まってただ勝手に治ったという感覚に近い気がする。
気功の様に相手に送り込む様な、こちらが治してやろう、どうにかしてやろうという物でもなく、ただただ集中して手を当て深い呼吸をして集中していると、手が温かくなり、こちらと相手の触れている部分が反応して身体が変化する。もちろん相性もあるし、こちらと相手の集中がないと効果があまりない気がする。そこはどうにかしてやろうという思いより、相手の気がこちらに向く様に誘導するテクニックがいるのかも知れない。
『気』と言っても色々あるし、なんだか胡散臭い気がするのでなかなか書こうかどうか迷った。
だが、こうやって書いているだけでも『気』という言葉を使うし、日本には目に見えないが気にまつわる言葉が溢れている。気が合う、気が滅入る、気合が入る、素っ気ないなど、オーラとは違い目には見えないけど気が感じられる事ばかりだ。