寝相

最近多い質問で、どんな格好やどう向きで寝た方がいいですかと聞かれる事が多いのですが、結論から言うとどう向きでもいいです。

どんな向きで寝た方がいいのかはご自身の体の方がよく知っていて、寝始めに上向きで寝ていても左右のバランスを取るため自然と悪い方を下にして寝ますし、腕や頭が疲れていればお手上げの状態で、骨盤が閉まり過ぎの方は足を合わせての寝相になりますし、呼吸器や肋骨を緩めたい人はうつ伏せで、骨盤が開くタイプの人や食べ過ぎの方は大の字になって寝ています。

子供の寝相は素直なので、ぐるぐると回って朝起きた時にはとんでもない方向を向いているということが多いのですが、それはちゃんと身体のバランスをとっている証拠なのです。

大人になってくると偏り疲労があったり身体が素直でなくなってくる人が多いため、どう向きで寝ていいのか分からなくなってしまい、夜に寝ている格好のまま朝を迎えてしまいます。体に少し動きを加えてあげたり、自分では取りきれない偏り疲労を取ってあげると素直に体は動き出します。

ですが、最近流行りなのか低反発マットや低反発まくらなどで寝てしまうとそれに埋まり込み、治そうとする寝相を阻害してしまいます。自分も泊まりに行った先が低反発のマットや枕の事があるのですが、その時に限り寝違いを起こしてしまいます。

整体で身体を調整してあげると家に帰ってから身体が楽になったり、寝ている間に調整されたりと時間差で効果が出る事が多いのですが、低反発の物で寝てしまうと体が動かず、体が変わらず効果が出ない事が多々あります。

寝られる前にご自身で、ここが疲れているなと認識してあげて、その部分を伸ばしたり、伸びをしてあげる、みぞおちを緩めてあげるなどであくびをしてあげると治そうとする寝相が出てきて質の良い睡眠が取れ、4〜5時間寝られれば充分な身体になっていきます。そうなれば、寝違いを起こす事も少なくなりますし、朝起きた時の腰痛、肩こりなども当然違うでしょう。

皆様が快適に過ごせるお手伝いをさせていただきますね。

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