先日の休みは奥さんとカフェへと出かけ、奥さんは暖かい紅茶で自分はホットのラテを。昨日は暖かく感じていたのですが、やはりコーヒーは体を冷やします。代わりに紅茶を貰うと、とても美味しく心地よく感じます。
人間体に合ったものは美味しく心地よく感じるのですが、そうでは無いものは美味しく感じないのです。聞くと最近はコーヒーを美味しく感じなくなったと。
コーヒーの栽培されている場所がコーヒーベルトといって赤道を中心としてぐるりと暖かい所で栽培されています。そのせいか、体を冷やす食べ物や飲み物が多く、コーヒーや南国で取れるものには体を冷やす物が多くあります。スイカを今の時期に食べても美味しく感じないはずです。
最近はいらした方に普段にお飲みになっている物を聞くのですが、『温かいコーヒーに砂糖をたっぷり入れて』と聞きます。温かい飲み物で体が温かくなった気がしますが、砂糖も体を弛める効果がありますので冷えを作りやすくなってきます。
飲まれるのであれば、紅茶やほうじ茶、プーアル茶などの発酵させたものや焙煎された物の方が体を温めてくれます。
お酒は熱燗や湯割りを飲むと体が温まった気がします。
ですが、表面的なものであってアルコールには血管拡張作用があり、血管が広がることにより一時的に血圧が低くなります。
その低くなった血圧を補うために心臓の鼓動を早くして血流を多くします。
そのため体の深部体温が表面近くまでめぐるため、温かくなった気はしますが、運動により筋肉から発生した熱ではないので外気により冷やされ、結果的に体温を下げることになります。
ビールやウイスキーなどは麦が使われているお酒なので体を冷やし、パンなどもそうです。ですが寒いのに毎日ビールを1リットル飲まれる猛者もおられます。
学生時代に山岳部にいたのですが、その時の顧問の先生が雪山など気温が低い所でアルコールを飲むことは自殺行為と言っていたのを思い出します。
アルコール自体は飲み過ぎると冷やすのですが、飲まれるのであればブランデーやワイン、白よりも赤ワインの方が温める効果は高いです。麦焼酎よりも、体を温める根菜を使われている芋焼酎の方が温めるらしいです。日本酒は温める効果がある様ですが、実感としてあまりそうは感じません。
施術中によく質問をされるのですがその場では知らない、分からない事、説明しきれなかった事などをブログの方で配信していこうと思います。